インポスター症候群を抱えていると仕事でつらい思いをすることも多々あるものです。さらには職場の環境が原因でインポスター症候群に陥ってしまうこともありえます。自分の成功や能力を正しく評価できない、あるいは何かとやっかみや妬みを抱いて足を引っ張ってくる上司や同僚がいる職場ではインポスター症候群がますます悪化し、それがキャリアの妨げになるどころから心身の健康に悪影響を及ぼすことにもなりかねません。
さらに仕事で結果を出してもなかなか正当な評価を得られない、にも関わらずちょっとしたミスで叱られたり、責任を負わされたりする。そんな職場もあるものです。あるいは成功による昇給や強化のアップよりも新たに負わされる責任の方が重くなってしまう、というケースもあります。こうした「成功したほうが損」な職場はどうしてもインポスター症候群を悪化させてしまいます。
このように自己肯定感を下げ、インポスター症候群を悪化させてしまうような環境が職場の勤務環境や人間関係にある場合にはできるだけ早く離れるのが対処法として非常に重要です。日本では辛い環境、厳しい環境に我慢することが美徳とみなされる傾向が根強いですが、せっかくの能力を過小評価した挙げ句自分を成長させる機会をみすみす逃してしまうインポスター症候群をもたらすような職場環境は「我慢する価値がない」職場と言ってよいでしょう。どうせ我慢するなら自分を成長させ、将来のキャリアに役立つ環境でやりたいものです。
こうした理由からインポスター症候群でつらい思いをしている方は転職がおすすめです。環境を一新するだけでもよい天気になりますから、思い切った一歩を踏み出してみましょう。